マネックス証券のカード積立はdカードとマネックスカードどっちがお得?

POINT

皆さん、投資信託の積立をクレジットカードで行うことをご存知でしょうか?マネックス証券では、dカードとマネックスカードを使用して投資信託の積立ができるサービスを提供しています。今回は、この2つのカードを比較し、どちらがより有利なのかを詳しく見ていきましょう。

ポイント還元率の比較

まずは、最も重要な要素であるポイント還元率から見ていきましょう。マネックス証券のクレカ積立では、両カードとも以下のような還元率が適用されます。

積立金額 ポイント還元率
5万円以下 1.1%
5万円超過~7万円以下 0.6%
7万円超過~10万円以下 0.2%

この還元率を見ると、どちらのカードを使用しても同じポイントが貯まることがわかります。例えば、毎月10万円を積み立てた場合、730ポイントが付与されます。これは、5万円分が550ポイント、2万円分が120ポイント、3万円分が60ポイントという計算になります。
マネックスカード
dカード マネックス

年会費の比較

次に、年会費を比較してみましょう。

マネックスカード

  • 初年度:無料
  • 2年目以降:550円(税込) ※年1回以上のカード利用で無料

dカード

  • 通常版:無料
  • GOLD:11,000円(税込)

マネックスカードは、クレカ積立を含む年1回以上のカード利用で年会費が無料になります。一方、dカードの通常版は完全無料ですが、GOLDは年会費が高額です。ただし、dカード GOLDには様々な特典が付いているので、それらを活用する予定がある方には魅力的かもしれません。

その他の特典

両カードには、クレカ積立以外にもいくつかの特典があります。

マネックスカードの特典

  • マネックス証券の即時出金サービスが月5回まで手数料無料(通常330円/回)
  • カードショッピングで100円(税込)につき1ポイント付与

dカードの特典

  • ドコモユーザーの場合、スマホ料金が月187円割引(irumoの場合)
  • ahamoユーザーの場合、データ量1GB増量
  • dポイントが貯まりやすい

どちらのカードがお得か?

結論から言えば、ほとんどの人にはdカードがおすすめです。その理由は以下の通りです。

  1. ポイント還元率が同じなら、年会費無料のdカード(通常版)の方が経済的です。
  2. dカードはVISAとMasterCardから選べるため、利用できる場所が多いです。
  3. ドコモユーザーの場合、携帯料金の割引など追加のメリットがあります。
  4. dポイントは使い道が多く、汎用性が高いです。

ただし、以下のような方にはマネックスカードも検討の価値があります。

  • マネックス証券の即時出金サービスを頻繁に利用する方
  • JCBブランドのカードを希望する方
  • マネックスポイントを株式手数料に充当したい投資家の方

クレカ積立の活用方法

クレカ積立は、投資を始めたばかりの方や、コツコツと資産形成を行いたい方にとって非常に便利なツールです。特に、新NISAの「つみたて投資枠」と組み合わせることで、より効果的な資産運用が可能になります。

新NISAのつみたて投資枠は年間120万円まで非課税で投資できます。これは月々10万円の積立に相当します。マネックス証券のクレカ積立の上限額も月10万円なので、ちょうど新NISAの枠を最大限に活用できるわけです。

例えば、毎月10万円をクレカ積立で投資すると、年間で8,760ポイントが貯まります。これは8,760円相当のリターンとなり、投資額の0.73%に相当します。さらに、これが非課税で運用できるため、長期的には大きな違いを生み出す可能性があります。

注意点とアドバイス

クレカ積立を活用する際は、以下の点に注意しましょう。

  1. 支払い能力を超えない:クレジットカードでの積立は便利ですが、あくまでも自分の支払い能力の範囲内で行うことが重要です。
  2. 長期的視点を持つ:投資は短期的には上下動しますが、長期的に見れば成長する可能性が高いです。焦らず、コツコツと続けることが大切です。
  3. 分散投資を心がける:一つの商品に集中せず、複数の投資信託に分散して投資することでリスクを軽減できます。
  4. 手数料に注意:マネックス証券では、つみたてNISA対象ファンドの購入時手数料は無料ですが、信託報酬など運用にかかる費用には注意が必要です。
  5. 定期的な見直し:市場環境や自身の状況変化に応じて、定期的に投資計画を見直すことをおすすめします。

最後に、投資は自己責任で行うものです。クレカ積立は便利なツールですが、投資にはリスクが伴います。十分に理解した上で、自分に合った投資方法を選択しましょう。マネックス証券のウェブサイトやカスタマーサポートを活用して、わからないことがあれば積極的に質問することをおすすめします。

投資を通じて、皆さんの資産形成が成功することを心からお祈りしています。コツコツと続けることで、将来の自分に素敵なプレゼントができるはずです。頑張りましょう!

dカード マネックス