アメリカ旅行でクレジットカードを使う際の注意点と最適な選択

アメリカ旅行を計画している皆さん、クレジットカードの準備は万全ですか?日本のカードでも基本的にはアメリカで使えますが、思わぬトラブルに見舞われることもあります。今回は、アメリカで使うのに最適なクレジットカードと、注意すべきポイントについて詳しくお話しします。
目次
アメリカで最もおすすめのクレジットカード
アメリカ旅行には、国際ブランドが「VISA」か「MasterCard」のクレジットカードがおすすめです。これらのブランドは、アメリカでの利用可能店舗数が圧倒的に多いからです。具体的には、以下のカードが特に優れています。
- 楽天カード
- JALダイナースカード
- JCBカード
これらのカードの特徴を表にまとめてみました。
カード名 | 海外事務手数料 | 年会費 | 特典・ポイント還元率 |
---|---|---|---|
楽天カード | 2.20% | 無料~ | 1%還元 |
JALダイナースカード | 1.3%~ | 2,200円(税込)~ | 0.5~1.0%還元 |
JCBカード | 1.6% | 無料~ | 0.01%還元 |
楽天カードは、ポイント還元率が高く年会費も無料なので、コストパフォーマンスに優れています。一方で、JALダイナースカードは海外事務手数料が低めで、頻繁に海外で使う方におすすめです。JCBカードは、海外事務手数料が中間的で、バランスの取れた選択肢といえるでしょう。
ただし、これらのカードを選ぶ際は、自分の旅行スタイルや予算に合わせて検討することが大切です。例えば、高額な買い物を予定している場合は、海外事務手数料の低いJALダイナースカードが有利かもしれません。
アメリカでクレジットカードを使う際の注意点
さて、カードを選んだら次は使用時の注意点です。アメリカでクレジットカードを使う際には、以下の点に気をつけましょう。
- 利用限度額の確認: アメリカでは思わぬ出費が増えることも。事前に利用限度額を確認し、必要であれば増額しておきましょう。
- セキュリティコードの準備: アメリカの多くの店舗では、セキュリティコード(CVV)の入力が必要です。カードの裏面に記載された3桁の数字を覚えておきましょう。
- サインの一致: カード裏面のサインと、支払い時のサインを一致させることが重要です。「海外だから」と安易にローマ字で書くと、本人確認ができずトラブルの元になることがあります。
- 現地通貨での決済: 店員から「日本円と米ドルのどちらで支払いますか?」と聞かれた場合は、必ず「ドル」を選びましょう。日本円を選ぶと、不利なレートが適用される可能性があります。
- 暗証番号の確認: ATMでキャッシングを利用する場合、4桁の暗証番号が必要です。渡航前に必ず確認しておきましょう。
これらの注意点を守ることで、多くのトラブルを回避できます。特に、利用限度額の確認は重要です。2023年の調査によると、アメリカ人の約半数が平均14.8%の金利でリボ払いの債務残高を抱えているそうです。日本人旅行者も、つい使いすぎてしまうことがあるので要注意です。
クレジットカードが使えない事例と対処法
しかし、どんなに注意していても、思わぬトラブルに見舞われることがあります。ここでは、アメリカでクレジットカードが使えなかった事例と、その対処法をご紹介します。
事例1: セキュリティロック
ある旅行者は、アメリカのオンラインショップで買い物をしようとしたところ、決済が拒否されてしまいました。原因は、カード会社が不正利用を疑い、セキュリティロックをかけたためでした。
対処法: このような場合は、カード会社に連絡して状況を説明し、ロックを解除してもらう必要があります。渡航前にカード会社へ旅行の予定を伝えておくと、このようなトラブルを防げる可能性が高まります。
事例2: 磁気不良
別の旅行者は、レストランで食事をした後、カードが読み取れないと言われました。カードの磁気部分が劣化していたのが原因でした。
対処法: 磁気不良の場合、その場での対処は難しいです。常に複数のカードを持参しておくことをおすすめします。また、最近では ICチップ付きのカードが増えているので、そちらを利用するのも一つの手段です。
事例3: 国際ブランド非対応
ある小さな町のお土産屋さんで、VISAのカードが使えなかったという事例もあります。店舗がVISAに対応していなかったのです。
対処法: このような場合は、別の国際ブランドのカードを試すか、現金で支払うしかありません。旅行中は常に少額の現金を持ち歩くことをおすすめします。
これらの事例からわかるように、一つのカードだけでなく、異なる国際ブランドの複数のカードを持参することが賢明です。また、緊急時のために現金も用意しておくと安心です。
まとめ
アメリカでクレジットカードを使う際は、以下の点を心がけましょう。
- VISAかMasterCardの国際ブランドを選ぶ
- 海外事務手数料とポイント還元率を考慮してカードを選択する
- 利用限度額や暗証番号を事前に確認する
- 複数のカードと少額の現金を持参する
- トラブル時の連絡先を控えておく
これらの準備をしっかりと行えば、アメリカでの買い物や食事を存分に楽しむことができるはずです。クレジットカードは便利なツールですが、使い方次第では大きな出費につながる可能性もあります。賢く使って、素敵なアメリカ旅行にしてくださいね。