リボ払いはデメリットしかないのは本当なのかSNSや口コミから分析

目次
リボ払いのデメリット:知っておくべき落とし穴と対策
クレジットカードの支払い方法の一つであるリボ払い。毎月の支払額を一定に抑えられる便利な仕組みとして広く利用されていますが、その一方で「デメリットしかない」「危険」といった声も聞かれます。実際のところ、リボ払いにはどのようなリスクがあるのでしょうか?
本記事では、リボ払いの仕組みを簡単に説明した上で、そのデメリットや注意点を詳しく解説します。また、リボ払いの適切な利用方法や代替手段についても触れ、賢明な金融判断のヒントを提供します。
この記事でわかること:
- リボ払いの基本的な仕組みと特徴
- リボ払いが「デメリットしかない」と言われる理由
- リボ払いを利用する際の注意点と対策
- リボ払いの代替となる支払い方法の選択肢
リボ払いとは:便利さの裏に潜む落とし穴
リボ払い(リボルビング払い)は、クレジットカードの支払い方法の一つで、毎月の支払額を一定に保ちながら、利用残高を徐々に返済していく方式です。一回払いや分割払いと異なり、毎月の支払額が一定であるため、家計の管理がしやすいというメリットがあります。
しかし、この便利さの裏には、いくつかの重大なデメリットが隠れています。以下、リボ払いの主なデメリットについて詳しく見ていきましょう。
デメリット1:高額な手数料負担
リボ払いの最大のデメリットは、高額な手数料(金利)がかかることです。一般的に、リボ払いの手数料は年利15%前後と設定されており、これは消費者金融のカードローンと同程度の高さです。
例えば、20万円の商品をリボ払い(年利15%、毎月の支払額5,000円)で購入した場合、完済までに約4年かかり、総支払額は約24万8,000円になります。つまり、約4万8,000円もの手数料を支払うことになるのです。
手数料(金利):借入金に対して支払う利息のこと。年利で表示されることが多く、例えば年利15%の場合、1年間で借入金の15%分の利息を支払う計算になります。
デメリット2:返済期間の長期化と総支払額の増加
リボ払いは毎月の支払額が一定であるため、利用残高が高額になると、返済期間が非常に長くなる可能性があります。特に、毎月の支払額を低く設定している場合や、リボ払いを繰り返し利用している場合は、返済期間が際限なく伸びてしまうことがあります。
返済期間が長期化すると、その分だけ手数料の支払いも増え続けるため、結果的に総支払額が大幅に膨らんでしまいます。これは、将来の家計に大きな負担をもたらす可能性があります。
デメリット3:利用残高の把握が困難
リボ払いは、毎月の支払額が一定であるため、実際の利用残高を把握しにくいという特徴があります。特に、複数回にわたってリボ払いを利用している場合、自分がどれだけの金額を借りているのか、正確に把握することが難しくなります。
この「見えにくさ」が、過剰な利用や借金の膨張につながる危険性があります。自身の金銭感覚が麻痺し、気づいたときには返済が困難な状況に陥っているということも珍しくありません。
デメリット4:クレジットカードの利用限度額への影響
リボ払いの利用残高は、クレジットカードの利用限度額に含まれます。つまり、リボ払いの残高が増えれば増えるほど、新たな買い物や支払いに使える金額が減少していきます。
これは、緊急時や重要な支払いが必要な際に、クレジットカードが使えなくなるリスクを意味します。また、利用限度額に近づくほど、クレジットスコアにも悪影響を与える可能性があります。
クレジットスコア:個人の信用度を数値化したもの。借入れや契約の際の審査に使用され、スコアが低いと金融サービスの利用が制限される可能性があります。
リボ払いを賢く利用するための対策
リボ払いには上記のようなデメリットがありますが、適切に利用すれば便利なツールにもなり得ます。以下に、リボ払いを賢く利用するためのポイントをまとめます。
- 利用残高を常に把握する
- クレジットカード会社の明細やアプリを定期的にチェックし、現在の利用残高を把握しましょう。
- 返済計画を立てる
- 利用前に、いつまでにいくら返済するかの計画を立てましょう。無計画な利用は避けるべきです。
- 毎月の支払額を適切に設定する
- 可能な限り高めの金額を設定し、返済期間の短縮を目指しましょう。
- 繰上返済を活用する
- 臨時収入があった際などは、積極的に繰上返済を行い、利用残高の削減に努めましょう。
- 他の支払い方法も検討する
- 高額な買い物の際は、一括払いや分割払いなど、他の支払い方法も検討しましょう。
リボ払いの代替手段:カードローンの活用
リボ払いの代替手段として、銀行系カードローンの利用を検討するのも一つの選択肢です。一般的に、銀行系カードローンはリボ払いよりも金利が低く設定されていることが多いため、総支払額を抑えられる可能性があります。
ただし、カードローンを利用する際も、以下の点に注意が必要です。
- 各銀行の金利を比較し、最適な商品を選ぶ
- 返済計画を立て、計画的に利用する
- 借入額は必要最小限に抑える
まとめ:リボ払いは慎重に利用を
リボ払いは、便利な反面、多くのリスクを伴う支払い方法です。高額な手数料、返済期間の長期化、利用残高の把握困難など、様々なデメリットがあることを理解した上で、慎重に利用を検討する必要があります。
もし既にリボ払いを利用している場合は、現在の利用状況を見直し、必要に応じて返済計画の立て直しや他の支払い方法への切り替えを検討しましょう。賢明な金融判断が、将来の経済的安定につながります。